教員・研究スタッフの詳細

佐川康貴/准教授 博士(工学)

1976年生まれ
所属研究室: 建設材料システム工学研究室
最終学歴: 九州大学大学院工学研究科建設システム工学専攻修士課程修了
専門分野: コンクリート工学
主な担当講義: 環境都市工学実験第一および第三

【研究のキーワード】建設材料、リサイクル、コンクリート

私の専門は、コンクリート工学です。「コンクリート」と聞いて、多くの皆さんは「硬くて冷たい」というマイナスのイメージを持つと思います。しかし、用いる材料(セメントや砂、石)の種類や混ぜる割合を変えると、さまざまな種類のコンクリートを作ることができます。例えば、内部に空洞があり植物が生えやすいコンクリート(ポーラスコンクリート)は、すでに実用化され、河川護岸などで用いられています。また、鉄を製造するときに発生するスラグと呼ばれる副産物を用いると、海の中で藻が生えやすくなるため、人工漁礁として用いられています。このように、単に「コンクリート」と言ってもさまざまな顔を持っており、実に奥が深く、魅力のある材料なのです。
私が現在、主に取り組んでいる研究テーマは、次のようなものです。
(1)長寿命なコンクリート構造物を造るために「ひび割れ」を減らすための研究
(2)様々な産業から発生する副産物を用いたコンクリートに関する研究
(3)ミクロ・ナノの世界から構造物や材料の性能を評価するための研究
(4)大型製品ブロックを用いた工事の省力化・省コスト化に関する研究
私が大学に進学する時に、私が土木工学を専門とする学科を選ぼうと思ったきっかけは、高校生の時に瀬戸大橋を見て、スケールの大きさに感動したことと、地元で来島海峡大橋(「しまなみ海道」にある吊り橋で、世界初の3連吊り橋)が建設中で、橋が次第にできあがっていくのを見て、構造物を造るという仕事の重要性に魅力を感じたからです。
私たちの便利で快適な生活は、周りにあるさまざまな構造物によって支えていることを忘れてはいけません。私たちは、便利さを一度実感してしまうと、その便利さが「当たり前」になり、大切さを忘れてしまいがちです。周りにある色々な構造物を見つめ直して、土木工学・建設工学の世界を垣間見てみませんか?


  • 来島海峡大橋

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