教員・研究スタッフの詳細

梶田幸秀/准教授 博士(工学)

1971年生まれ
所属研究室: 建設振動工学研究室
出身高校: 私立洛南高校
最終学歴: 京都大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程中退
専門分野: 地震工学、構造工学
主な担当講義: 力学基礎、構造解析学

【研究のキーワード】地震のときの橋の揺れ予測、被害予測

大きな被害をもたらしたとして気象庁が正式に命名した地震は、1960 年1 月から2008 年6 月の平成20 年岩手・宮城内陸地震まで29 個になります。つまり、統計的に言えば、1.7 年に1 回、大地震が日本のどこかで起きています。
私たちの周りには日々の生活を豊かにそして便利に暮らすためにいろいろな構造物(道路、橋、ダム、河川堤防、トンネル、上下水道網など)があります。地震が発生したとき、地すべり(山の斜面崩壊)や地面の亀裂などを除けば、人命を奪う凶器となるのは私たちの生活を豊かにしてくれている構造物です。つまり、構造物を造るときには地震(正確には地震動)に対して安全であるように造る必要があります。
地震(正確には地震動)に対して安全な構造物の設計図を造ることを「耐震設計」といいます。日本における「耐震設計」は1923 年の関東大震災を契機に始まりました。それから約85 年、日本の「耐震設計」は大きく進歩してきましたが、残念ながら、まだ十分とは言えない点もあります。また、これまでは構造物が地震に対して安全であることだけに着目していましたが、最近は、地震が終わった後も人々が地震前と同じように生活がおくれるように、構造物単体ではなく、構造物を含む周辺地域の連携についても着目されるようになってきています。
日本に住む私たちにとって地震そのものは避けられませんが、地震の被害は人間の知恵と工夫で避けることができるはずです。私の研究は、「地球環境」そのもの、つまり、二酸化炭素(温暖化ガス)の削減や、生態系の保全に関するものではありません。私の研究は、日常生活に必要不可欠となっている構造物、つまり、「日々の生活環境」を地震から守るためにどうしたら良いかを考えています。私たちの生活環境は、私たちの両親、祖父母を含めた祖先のみなさんからの贈り物です。この贈り物を守り、また、より良くアレンジして自分の子供、孫へと贈るために「地球環境工学科建設都市工学コース」で勉強しませんか。


  • 振動台と橋梁模型

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