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我が国の橋やトンネルなどの土木構造物の多くは、高度経済成長時に建設されています。最近、国外では構造物が崩壊することで、人命が失われる致命的な事故が起こっています。例えば、橋については、皆さんもご存じのように、韓国・ソウルの聖水大橋の落橋(1993 年、死者32 名)やミネアポリスの高速道路橋の落橋(2007 年、死者13 名)は、マスコミで大きく取り上げられています。特に、ミネアポリスの落橋は記憶に新しい橋の事故かと思います。我が国でも橋が崩壊する事故や橋の重要部材が破断するなどの事故が起こっており、老朽化が著しく危機的な構造物もあります。将来、これらの老朽化した構造物が致命的な事故に至ることが懸念されています。構造物を安全・安心な状態で維持管理していくためには、莫大な費用が必要になりますが、危機的な財政難の中で維持管理費を確保することは厳しい状況にあります。そのために、如何にして、経済的かつ効率的に構造物の老朽化を正確に把握して、適切な対策を講じるかが重要になります。しかし、現在のところ、これらの諸問題を解決するために必要な技術が十分には開発されていない状況にあります。そのため、今後、数多くの構造物を老朽化に対して、適切に管理・延命化する技術やシステムを開発する必要があります。我々は、特に構造物の腐食や疲労の経年劣化に対する新技術やシステムを構築するために、日々、構造物の調査・分析、実験や解析、シミュレーションなどの学術的活動をしています。
日本の社会基盤施設である構造物を将来、安全・安心、かつ経済的に管理するための一躍を担う研究を我々と一緒にやってみませんか。皆さんの研究成果は、在学中あるいは近い将来に社会に反映されることでしょう。また、民間企業や公共団体などの第一線の共同研究を通じて、将来にリーダーとして必要とされる素養を磨きませんか。皆さんのやる気、根気、情熱を期待しています。

