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地震、土石流、津波などの自然災害は、“ いつ・どこで・どの程度” の規模の災害が発生するのかを予測することすら困難です。こうした不確実性の多い自然災害から社会基盤の安全性を確保し、快適な生活環境を少しでも提供するために、私たちはこうした未知の現象を少しでも明らかにし、さらに豊かな社会基盤を構築することを目指して日々研究を行っています。
特に私の研究は、I T 技術を駆使し、社会基盤上で心配される複雑かつ不確実な現象を仮想空間上で(バーチャルに)再現することが主な内容となっています。「震度6 以上の地震がきたら自分の家は大丈夫かな?」「自分の家の裏山は地滑りしないかな?」「この橋は老朽化しているけどほんとに大丈夫かな?」など、普段の生活でふと感じる不安なことを計算機上でバーチャルに再現することで、防衛策・改善策などを考えるのです。研究内容としては、構造物の力学現象を扱うことが多くなりますが、数値計算を主体とした研究であるため、研究対象は幅広く扱います。また、数値計算をするだけでなく、結果をわかりやすく見せる可視化技術(見せ方)にも工夫しながら研究しています。参考までにこれまでの研究例を図に示しています。こうしたバーチャルな実験技術が確立されれば、実際にモノ(構造物)を壊したりする実験を最小限に抑えられることでコスト削減が期待できるばかりか、あらゆる状況を想定した(仮想)実験が容易に行え、より合理的な設計が可能となるものと期待しています。
これまで説明したように、私の研究ではパソコンなどの計算機を使いこなす必要がありますが、心配はいりません。研究を行いながら、現在のIT 社会に必須な技術(計算機、プログラミング、ネットワーク)を自然と身につけることができます。特に最近では、大学に入学する前にすでにパソコンを使っている学生も多く、そうでなくとも携帯電話を使いこなしています。このためか、学生の皆さんのI T 技術の習得スピードにはいつも驚かせられます。こうした現代日本の特徴を生かし、新たな視点から日本の安全な社会基盤を構築する仕事に一緒に取り組んでみませんか。

